大阪を拠点に活動する彫刻家、北浦和也(きたうら かずや)さん。
主に楠(クスノキ)を用いて塊から彫り出すオブジェを制作されています。今回は大阪に構えるアトリエを訪問しました。
大きな工場跡に彫り出す前の木材やこれまでに制作された作品が並んでいます。
アトリエ内には楠の香りがいっぱいです。今回ショップでご紹介しているライオンの姿も。大きな作品は2mを超えるダイナミックな作品群です。大きな窓から光が入る明るい空間。
古い動物図鑑や、美術書などインスピレーションの元となる書籍をめくりながら、造形をイメージ、ラフを作っていきます。
素材を大まかに切り出した後、たくさんの種類のノミや彫刻刀を使い分けて細かく彫りだされていきます。
今回は動物のモチーフのオブジェをご紹介しております。フクロウやライオン、象やくまなど。彫り跡が残る表面の面白さや動物たちの優しい表情、ユニークな造詣など楽しい作品をぜひご覧くださいませ。
北浦和也(きたうら かずや)
大阪を拠点に活動する彫刻家。国内外のアートレジデンスやグループ展にも参加。
個展で作品を発表する他、イベントなどでワークショップを行う。dieciでは2度の個展「FINDER(2016)」「ordinary objects(2020)」を開催。
どこかクスッと笑ってしまうようなユーモアのある作品が楽しい。
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photo by shoichi tamaru